複雑な現代社会において、ほとんどの人が多かれ少なかれストレスを抱えて生きています。そのストレスが蓄積して、何らかの体調不良の原因になり、時として精神的に参ってしまうこともあります。人によっては、急に円形脱毛症になったり、過食でストレス太りに陥る場合もあります。そのストレスを軽減するためにアルコールに溺れたり、あってはならないことですが薬物に手を染める場合も少なからずあります。

ストレスは、人間固有のものではありません。ペットも人との暮らしの中に、様々なストレスを抱えていると思われます。ペットの先祖は、野生の生き物です。自然界で伸び伸びと暮らし、自由に生きていたはずです。ペットは、人間との共生でほぼ屋内飼育となり、生活リズムも飼い主に合わせて毎日を過ごしています。深夜まで照明の点いた夜型の飼い主との生活、テレビの音が四六時中聞こえている居室、多頭飼いでなければ話し相手も居ない孤独な毎日、香水や化粧品の人工的な臭いなど、多くのストレス原因の中でペットは暮らしています。

あなたは周りに誰も人間が居ない生活を想像できるでしょうか？行動を制限されて会話がない日々は、どれだけストレスが蓄積するでしょうか。ペットにとっては、飼い主が生活や心の全ての支えです。この状況を理解して、少しでもペットのストレスを軽減するようにしてあげてください。ご自身もペットも、ストレスを上手にコントロールして心身共に健康で幸せに暮らしましょう。