もしもの時の移動手段

ペットが急病になった時の移動手段として、自家用車があれば問題はありませんが、その車でご家族がお出かけで、使えない場合もあります。また、タクシーも運転手不足やオーバーツーリズムの影響で、場所や曜日によっては、全く予約ができない事も増えている世の中です。

キャリーバッグに入るペットは一般のタクシーに乗車できますが、大型でキャリーバッグに入らない時はタクシーには乗れません。また、タクシー運転手の方が動物アレルギーならば、乗車を拒否される可能性があります。ペットをキャリーバッグに入れて動物病院へタクシーで行きたい時は、タクシー予約の際にそれらを必ず伝える方が無難です。限られた台数ですが、ペット専門の送迎サービスを提供している会社もあります。大型動物を飼育されていて自家用車がない場合は、予めそのような会社について調べておきましょう。また、ご近所でペットを飼っていて自家用車をもっておられる方に、もしもの時は助けて欲しい旨をお願いしておくと安心です。

人間には、119番に電話をすると救急車で速やかに病院まで搬送してくれるシステムが、24時間・365日休みなく稼働しています。しかし、ペットにはそのようなサービスは存在しません。大切なペットが急病の時に病院へ連れて行けるよう、態勢を整えておく事は飼い主の責任です。