中にはブリーダーや知り合いから直接に譲り受ける場合や、保護施設でのご縁で新しい家族になるケースもありますが、それらの数はペットショップでの購入数と比較すると圧倒的に低いようです。先日のニュースで、ペットショップ向けの子犬のオークションで取引されている個体の年齢を獣医師に調べて貰うと、誕生日の虚偽報告が多くあり、法的に認められていない歯も十分に生えていない幼い子犬が数多く居る事が発覚したと伝えていました。
これらの問題から、ペットを単にお金儲けの材料としか考えていないブリーダーや、ペットを命のある生き物ではなく商品として扱う大型ペット店の効率経営などが浮かび上がってきます。このような歪んだ負の連鎖を止めるには、ペットの命の売買について、考えを改める時期に来ているのかも知れません。もしも、これからペットを迎える事をお考えになられているのであれば、どのような方法で新たな家族としてのペットとご縁をつくるか慎重に考えていただければと思います。