つい先日まで元気な人が、急に寝込んでからほんの僅かな日数で逝去される話を聞かれた方も少なくないと思います。ある程度の年齢になると、何かのきっかけが死へのスイッチになるようです。アメリカでの健康の研究で、歩行ができなくなり寝込むと、足から全身への刺激が大幅に減少して、体の不調が増幅するとの報告があります。
また、一人暮らしで会話などの刺激が少ないと、認知症の進むスピードが早まる事も公知の事です。人もペットも生き物は、肉体的・精神的に適度な刺激によって健康を維持できていると思われます。ペットとの散歩や会話は、飼い主にとっても幸せな刺激のひとつです。
たとえペットが高齢になって自力で散歩ができなくなっても、家に引きこもりになるのでは無く、外出の機会を作ってあげてください。外出は、健康の維持・老化の抑制になります。高齢ペットの健康寿命を伸ばすために、散歩をして良い刺激を無理の無い範囲で与えてあげてください。引きこもりは、健康にはマイナスです。ペットのシニアライフに、上手にお付き合いください。