幸せホルモン<オキシトシン>

あるテレビ番組で、スウェーデンで幸せホルモンと言われているオキシトシンの効果を教育や医療現場に導入している事例が紹介されていました。
オキシトシンとは、脳の視床下部で産生されるホルモンで、女性の出産や授乳時に多く分泌され、痛みや不安を和らげる効果がある事が知られています。

スウェーデンでは、オキシトシンの効能を学校教育や医療現場でも積極的に取り入れ、大きな効果を出しているそうです。
オキシトシンにより、薬が効かない痛みを抱える患者の苦痛が緩和でき、痴呆の高齢者の問題行動の改善など、現代医学では難しい課題にも効果があると科学的に分かっています。

精神的な問題があっても薬に頼るのではなく、副作用が皆無のオキシトシンの分泌により、様々な不安やストレスが軽減されるなら、とても素晴らしい事です。

スキンシップでも分泌されるオキシトシンの様々な効能は、ペットとの生活でも同様に期待できます。ペットと見つめあったり、触れ合ったりするだけで、オキシトシンは分泌されます。
ペットを優しく撫でる事によって、ペットも人も幸せな気持ちになり、健康寿命を延ばせたら、どんなに幸せな事でしょうか。